くだものえき

秋の停車駅

秋の停車駅は次の5つです。


●ようこそぶどう駅へ!

 蝉からひぐらしに主役が変わり、秋がこっそりとやってくる頃、ぶどうの収穫が始まります。3種類のぶどうを紹介します。

ぶどうの最高峰、大粒がお好きな方は種なしピオーネ (8月中旬)
黒砂糖のようなコクのある甘さのスチューベン (9月上旬)
白砂糖のようにしっとりとした甘さのナイヤガラ (9月上旬)

 ピオーネとスチューベンをミックスして絞った、くだものえき生ジュースもオススメ。元気が出てきそうなおいしさです!



●ようこそマルゲリット・マリーラ駅へ!

 西洋梨の中で一番最初に登場するのが、マルゲリット・マリーラ(略してマリーラ)です。この時期、台風がよくお出ましになりますが、そのハードルを乗り越えて収穫されるマリーラ。収穫したては緑色で食べてもおいしくないのですが、常温で追熟すると、ゆっくりと黄色に染まり甘い香りがしてきます。
 熟成したマリラは、ラ・フランスのようなまったりとした濃厚な甘さとは違い、みずみずしくさっぱりとした甘さが魅力です。
 

1つ1つ熟成を見極めて箱詰めしています




●ようこそプルーン駅へ!


雨に弱いので1つ1つ紙をかけて

 1年のうちで、この秋1週間しか食べられない珍しいプルーン(プレジデント)この大玉プルーンは生のまま皮ごと食べられます。実の硬いうちはサクッとした食感で甘味と酸味のバランスが良く、若い方好みの味。


収穫間近なので大きさをチェックしながら紙を外していく

そして2〜3日常温で置くとやわらかく熟して甘味も増し、ねっとりとした食感をお楽しみいただけます。女性には嬉しい自然の鉄分やビタミンがたくさん含まれていて、わたしたちの強〜い味方です。

 この秋みんなでおいしく鉄分とビタミンとっちゃいましょ。




●ようこそラ・フランス駅へ!

 くだものえきのラ・フランスは、
 ぶどう畑のような棚仕立の畑でつくられます。

 6つのこだわり

(1) 推肥
紅葉樹の木の皮、もみがら、鶏糞など独自のブレンドにより春、雪融と同時に畑へ施します。
(2) 棚仕立て
木々を一面にはわせる(ぶどう畑をご想像ください)ことで、太陽の恵みを均等に受けられ、また台風の影響も少ないのです。
(3) 選果
ベルトコンベアーで重量別、等級別 (秀品・優品)に徹底して選果し、仕分けをしています。
(4) 予冷
収穫後、全てのラ・フランスは大型の冷蔵庫(2℃)に入れ予冷をします。この予冷により熟すにつれ甘味が増し、とろみのあるラ・フランスに仕上がります。
(5) ぼかし(発酵肥料)
魚粕、肉粕、大豆、なたね、炭、骨粉、こぬ か等を独自にブレンド
します。肥料というと匂いのきついイメージがありますが、近寄るとお腹がすくような香ばしい香りがします。ラ・フランスの収穫後にお礼として畑に施します。
  (6) せん定作業(12月〜3月)
1年で伸びた余分な枝を切り
落としてゆく地道な作業ですが、高品質のラ・フランスを栽培するための大事な作業です。

1年を通しての、この熱き思いがおいしいラ・フランスを作りあげるのです。さぁどうぞ、柔らかになってからお召し上がりください。




●ようこそ庄内柿駅へ!

 正式な品種名は「平核無(ひらたねなし)」
きれいなだいだい色で光沢がある平ベったい四角形の実。果 汁も甘味もたっぷり、果肉は硬めで風味良く、種がないので食べやすい柿です。

 シミそばかすに効果的なビタミンCがたっぷりなうえ、お肌に潤いを与えるビタミンAも豊富。女性にはうれしい存在です。

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